Professional LexiconAI・LLM実務辞典
AI・LLMの実務で参照する用語を、分野別に整理して掲載します。
A の用語
- AI法
- 日本の「人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律」の通称。AIの研究開発・活用の推進と、リスクへの対応に関する基本的な枠組みを定める法律。
- AI利用ポリシー
- 組織内でAIを利用する際の許可範囲・禁止事項・責任等を定める方針。禁止事項だけでなく、承認済みツールの一覧や相談窓口を示すとShadow AIの抑制につながる。
AI利用ポリシーの定義を見る · AIガバナンス・規制の全体像
関連する記事を読む(2件)
- AI利用ログ
- 誰が・いつ・どのAIを・何の目的で利用したか等を記録したログ。入力内容を含めて記録する場合は個人情報・機密情報の記録にもなるため、閲覧権限と保持期間を定める。
- AI生成物の著作物性
- AIが生成した文章・画像・コード等が著作物として保護されるかという論点。日本では、人が思想感情を創作的に表現する道具としてAIを使ったといえる創作的寄与があれば著作物となり得るとされ、指示が簡単なだけの生成物は著作物と認められにくい。米国等でも人間による創作が要件とされるため、生成物の権利主張や契約上の帰属の前提として確認する。〔時点依存〕
- AIと著作権に関する考え方について
- 文化庁の文化審議会で整理された、生成AIの開発・学習段階と生成・利用段階における著作権法上の考え方を示す文書。
- AISI(AIセーフティ・インスティテュート)
- AIの安全性に関する評価手法・基準の検討、ガイドライン支援、国内外連携等を行う機関。日本ではIPAに事務局が置かれている。
- AI Office(EU)
- EUのAI規制実施、とくにGPAI関連の監督、ガイダンス、Code of Practice等を担う欧州委員会内の組織。
- AI生成コンテンツ表示規則
- AI生成・合成コンテンツについて、可視・不可視のラベルや識別情報等を求める規制・ルールの総称。法域ごとに要件が異なる。
- AIインシデント
- AI利用に伴う誤情報・情報漏えい・権限外実行などの事故・問題。報告窓口・初動・記録方法を事前に定め、軽微な事象も集計して再発防止に使う。
- AIリテラシー
- AIの基本特性、能力、限界、リスク、適切な利用方法を理解し、目的に応じて判断・活用する能力。
- AI CoE(Center of Excellence)
- 組織全体のAI活用を支援し、標準化、ガバナンス、技術支援、教育、ユースケース展開等を担う専門組織・機能。
- AIウォッシング(AI Washing)
- 製品・サービス・投資等について、実際のAI利用・能力・効果以上にAIを強調し、誤認を招く表示・説明を行う問題。
- AI Companion
- 継続的な対話、Personality、Memory等を通じて、友人・相談相手・Partnerのような関係性を提供するAI Service・Agent。未成年保護、依存、Manipulation、Privacy等の管理が重要になる。
- AEO(Answer Engine Optimization)
- Search EngineやAI Assistantが直接生成する回答に採用されやすいよう、Questionへの明確なAnswer、Structured Data、信頼性等を最適化する考え方。
- Agentic RAG
- Agentが検索計画、再検索、クエリ修正、情報統合等を複数ステップで自律的に進めるRAG構成。
- ANN(Approximate Nearest Neighbor)
- 高次元ベクトルから完全一致の最短探索を省略し、近似的に近い候補を高速に見つける検索方式。
- Authentication
- アクセスしようとしている主体が誰であるかを確認する認証処理。AI Agentが代理で動作する場合は、利用者本人とAgentのどちらとして認証されているかを区別する。
- Authorization
- 認証された主体に、どのデータ・機能・操作を許可するかを決める認可処理。
- ABAC
- Attribute-Based Access Controlの略。部署、地域、案件、端末等の属性条件を使ってアクセス可否を判定する方式。
- ACL
- Access Control Listの略。対象ごとに誰がどの操作を許可されるかを定義するアクセス制御リスト。
- Attack Surface
- 攻撃者が入力・接続・権限・依存先等を通じてシステムへ影響を与えられる接点の集合。
- Asset
- セキュリティ上守るべきデータ、機能、権限、モデル、秘密情報、業務プロセス等の資産。
- Abuse Case
- 本来の利用方法ではなく、誤用・悪用・攻撃の観点から想定する利用シナリオ。
- AI SBOM
- モデル、プロンプト、RAGデータ、ツール、ライブラリ等を含め、AIシステムの主要な依存要素を追跡するための構成台帳。
- ASCII Smuggling
- 不可視文字や特殊なUnicode表現等を利用し、人間には見えにくい命令をテキストへ埋め込む攻撃手法。
ASCII Smugglingの定義を見る · AI Security・Threat Modeling・出力境界の全体像
- Agent Goal Hijack
- 外部入力・Prompt Injection等によりAgentの目標や優先順位を攻撃者の意図へ乗っ取るAgentic AIのセキュリティリスク。
Agent Goal Hijackの定義を見る · AI Security・Threat Modeling・出力境界の全体像
- Agentic Supply Chain Vulnerabilities
- モデル、Agent、MCP、Tool、Library、Prompt等の依存関係を経由して脆弱性・悪意ある変更が持ち込まれるリスク。
Agentic Supply Chain Vulnerabilitiesの定義を見る · AI Security・Threat Modeling・出力境界の全体像
- Agent Control Standard(ACS)
- Agent platformにMiddleware hook等の統制点を設け、RuntimeでPolicyを観測・強制できるようにするOWASP GenAI Security Projectの標準。
Agent Control Standard(ACS)の定義を見る · AI Security・Threat Modeling・出力境界の全体像
- Adversarial Suffix / GCG Attack
- 意味の不自然なToken列等をPrompt末尾へ付加し、安全制約の回避や特定出力を誘導する敵対的Prompt攻撃。
Adversarial Suffix / GCG Attackの定義を見る · AI Security・Threat Modeling・出力境界の全体像
- AI悪用フィッシング / BEC(Business Email Compromise)
- 生成AIで自然な文面・音声・映像を作り、取引先や経営者を装って認証情報の入力や送金を促す攻撃。BECはビジネスメール詐欺を指す。振込先変更等の依頼は別経路確認で検証する。
AI悪用フィッシング / BEC(Business Email Compromise)の定義を見る · AI Security・Threat Modeling・出力境界の全体像
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- Attention希釈
- 長大な入力やノイズ増加により、重要情報への注意が相対的に弱まり参照精度が落ちる現象。
- AWQ
- Activation-aware Weight Quantizationの略。活性値の影響を考慮して重要な重みを保護しながらモデル重みを量子化する手法。
- ABCI(AI Bridging Cloud Infrastructure)
- 産業技術総合研究所が構築しAIST Solutionsが運用する、AI研究開発・社会実装向けの大規模Open Computing Infrastructure。2025年にABCI 3.0へ更新された。〔時点依存〕
ABCI(AI Bridging Cloud Infrastructure)の定義を見る · 推論パラメータ・Long Context・Memoryの全体像
- Agentic Inference
- Agentの長時間Session、Tool待ち、反復推論、共有Prefix、肥大するKV Cache等を前提に、通常の一問一答Inferenceとは異なるScheduling・Caching・Serving最適化を行う考え方。
- AGPL
- GNU Affero General Public Licenseの略。ネットワーク経由で利用されるソフトウェアについてもソース提供条件が問題になり得るコピーレフト系ライセンス。
- AGENTS.md
- Coding AgentへRepository固有の指示、規約、作業手順等を伝えるためのオープンなMarkdown形式。OpenAIからAAIFへ寄贈され、複数のCoding Agent・開発環境で共有利用される。
- Application Deploy
- アプリケーションの新しい版を本番・検証環境へ配置し利用可能にすること。
- Aider
- Git Repositoryと連携して複数FileのCode編集、Refactoring、Test、Commit等を対話的に行うOpen-sourceのTerminal Coding Agent。
- AI Inventory
- 組織内で利用・開発・提供しているAIシステム、モデル、用途等を一覧管理する台帳。
- AI Use Case Registry
- AIの利用目的、対象業務、データ、責任者、リスク等をユースケース単位で記録する管理台帳。
- AI Impact Assessment
- AI導入・変更による権利、安全、公平性、プライバシー、業務等への影響を事前・継続的に評価する手続。
- AI関連保険
- AI利用に伴う損害に備える保険。情報漏えい等を対象とするサイバー保険や専門職賠償責任保険でAI起因の事故が補償対象となるか、AIに関する除外条項がないかを確認する。AIの誤作動等を対象とする専用商品もある。〔時点依存〕
- AI Control Library
- AIリスクへ対応する統制策を標準化し、用途・リスクに応じて選択できるよう整理した統制カタログ。
AI Control Libraryの定義を見る · AIガバナンス・評価・Fairness・UXの全体像
関連する記事を読む(1件)
- AI Management System
- AIに関する方針、役割、リスク、統制、監視、改善を組織的に管理するマネジメントシステム。
- Anthropomorphism
- AIへ人間らしい意図、人格、感情、理解能力等を過度に帰属する擬人化。過度の依存や誤った信頼につながるため、AIであることを明示するUX設計が求められる。
- Academic Integrity
- 学習・試験・研究等で、不正行為を避け、成果物の作成過程やAI利用を適切に扱う学術上の公正性。
- AI変更管理(Organizational Change Management)
- AI導入に伴う業務、役割、教育、評価、コミュニケーション等の変化を組織的に設計・定着させる活動。技術変更の版管理としての変更管理とは区別する。
AI変更管理(Organizational Change Management)の定義を見る · AIガバナンス・評価・Fairness・UXの全体像
- AI TRiSM(AI Trust, Risk and Security Management)
- AIのTrust、Risk、Securityを横断して管理するための考え方・Framework。Model Governance、Security、Privacy、Monitoring等を統合的に扱う。
AI TRiSM(AI Trust, Risk and Security Management)の定義を見る · AIガバナンス・評価・Fairness・UXの全体像
- Age Assurance
- 利用者が一定年齢以上・以下であることを確認・推定する仕組みの総称。Age Verification、Age Estimation等を含み、未成年保護とPrivacy・Data Minimizationの両立が重要になる。
- AI生成検出器
- 文章・画像等がAI生成である可能性を推定する検出ツール。誤検知や見逃しがあるため単独で確定判定に使わない。
