Professional LexiconAI・LLM実務辞典
AI・LLMの実務で参照する用語を、分野別に整理して掲載します。
L の用語
- LLM
- Large Language Modelの略。大量のテキストを学習し、言語理解・生成を行う大規模言語モデル。
- LLM-jp
- 国立情報学研究所の大規模言語モデル研究開発センターが主宰する研究者コミュニティ兼、日本発LLM開発プロジェクト。日本語に強いオープンなモデル、コーパス、ツール等を公開している。
- Levels of Autonomy(自律度段階)
- AIやAgentが、人間の指示・承認・監視なしにどこまで判断・実行できるかを段階で整理する考え方。権限、可逆性、Human Oversight等の設計に用いる。
- Least-to-Most Prompting
- 複雑な問題をより簡単な部分問題へ分解し、簡単な問題から順に解いて結果を後続へ利用するプロンプト・推論手法。
- llms.txt
- WebサイトやドキュメントをLLM・Agentが利用しやすい形で案内するため、Markdownで概要や参照先を記述する提案仕様。robots.txtのようなアクセス制御ではなく、情報提供・発見性を目的とする。
- LLM-as-Judge
- LLMを評価者として使い、別のAI出力を採点・比較する方法。提示順・回答の長さ・自モデルの出力等への偏りがあるため、人間評価との一致度を確認してから使う。
- Lost in the Middle
- 長文の中間部分にある情報が、冒頭や末尾より参照されにくくなる傾向。重要な指示や資料は冒頭または末尾に置き、長文の中間に埋もれさせない。
- LLMOps
- LLMを本番で評価・監視・更新・運用するための実務体系。
- LMArena(旧Chatbot Arena)
- 複数モデルの回答を匿名で比較し、人間のPairwise評価を集計してAIモデルの品質・信頼性を比較する評価プラットフォーム。UC Berkeley / LMSys系の研究プロジェクト「Chatbot Arena」からLMArenaへ改称・発展した。〔時点依存〕
- Long-running Agent
- 数分から長時間にわたり、複数ステップ、待機、外部イベント、再開等を伴って継続実行されるAgent。
- LangChain
- LLM、Prompt、RAG、Tool、Agent等を組み合わせたアプリケーション開発を支援するオープンソースのフレームワーク。
- LangGraph
- 状態グラフを使ってAgentの分岐、ループ、長時間実行、人間介入等を構成するAgentオーケストレーションフレームワーク。
- LlamaIndex
- 外部データの取り込み、Indexing、Retrieval、RAGやAgent連携等を支援するデータ・AIアプリケーション向けフレームワーク。
- LiteLLM
- 多数のLLM Provider APIを共通形式で扱い、Routing、Fallback、Cost Tracking、Rate Limit、Gateway等を提供するオープンソースのLLM Gateway / SDK。
- Legacy HTTP+SSE Transport
- 初期のMCPでHTTP RequestとServer-Sent Eventsを組み合わせて双方向通信を行った旧Transport。2025-03-26版から非推奨扱いで、2026-07-28仕様の機能ライフサイクル方針で正式なDeprecatedに再分類され、移行期間後の廃止対象となった。Streamable HTTPへの移行が推奨される。〔時点依存〕
- LATS(Language Agent Tree Search)
- LLMの推論・Tool利用・環境Feedback・ReflectionをTree Searchと組み合わせ、複数の行動候補を探索・評価・後戻りしながら解を探すAgent手法。
- LLM FinOps
- LLM利用の品質・速度・トークン費用を可視化し、経済性を最適化する運用。
- Lawful Basis(適法根拠)
- 個人データ等を処理する際に、同意、契約、法的義務等の法令上認められた根拠を特定する考え方。
- LoRA+ / rsLoRA
- LoRAの学習効率や高Rank時の安定性を改善する派生手法。LoRA+はAdapter Matrix間でLearning Rateを調整し、rsLoRAはRankに応じたScalingを見直す。
- Late Chunking
- 長い文書を先に広い文脈のままEmbedding処理し、その後にチャンク単位の表現を作ることで文脈損失を減らす手法。
- LanceDB
- ColumnarなLance Formatを基盤に、Vector・Multimodal Dataの検索をLocal/Object Storage等で扱えるDatabase。Serverless構成にも利用される。
- Lethal Trifecta
- 外部から命令を取り込めること、機密データへアクセスできること、外部へ通信できることが同時に存在するとデータ流出リスクが大きくなる、というAgentセキュリティ上の経験則を指す俗称。
Lethal Trifectaの詳しい説明を読む · AI Security・Threat Modeling・出力境界の全体像
- Langfuse
- LLM・Agent Application向けのOpen-source Observability / Evaluation Platform。Trace、Prompt、Dataset、Experiment、Evaluation、Cost・Latency監視等を扱う。
- LangSmith
- LangChainが提供するAgent・LLM Application向けObservability、Tracing、Evaluation、Dataset、Monitoring等のPlatform。
- logprobs
- 各Token候補や生成Tokenの対数確率。候補比較、確信度分析、評価、デバッグ等に利用される。
- Lockfile
- 依存パッケージの具体的なバージョン等を固定し、再現可能な環境を作るためのファイル。
- Linter
- コードや設定ファイルを規約・文法・品質ルールに照らして静的に検査するツール。
- LoRA
- Low-Rank Adaptationの略。モデル本体の多くを固定し、少数の追加パラメータで効率的に追加学習する手法。
- Llama
- Metaが公開する大規模言語モデル群。Open Weightとして利用可能な世代があり、利用条件は各License・Versionの確認が必要。
- llama.cpp
- LLMをCPU・GPU等で軽量にローカル実行するためのオープンソース推論Runtime。GGUF形式と組み合わせて広く利用される。
